観終わった感動もなく

テンペストを見終わった。

最後までよく分からなかった。

孫寧温と尚泰王の子で、本来は王子になる孫明の台詞などはひどかった。

寧温の若い頃をなぞるように(実際に場面やセリフもまんま再現してなぞっていた)評定所筆者になった孫明が、尚泰に質問され、喜舎場朝薫の鼻をあかし、尚泰に明治政府に降伏し、琉球王国を終わらせることを決意させる場面で、孫明は

日本のような新興国は武力に頼り、最終的にみじめな敗北を喫するだろう、と

預言者でもあるまいし、連日書いているような、現代人の転生したような思考パターンの台詞のオンパレードだった。

そして分からないのが、最後の場面だ。

誰もいない首里城で、寧温が明を連れて正殿にいる。

そして、明にたいして玉座に座るように指示する。

それから始まる第三尚氏の即位式とやら、それから高岡早紀演じる聞得大君が来て馬天ノロの勾玉を渡して、琉球を守り続ける守護神となり昇天する。

正殿を出て、洋装の麻倉と再会し、思い出の琉歌をハモり、心がつながったところでエンディング。

もう何もかも理解ができなかった。

 

これは当分時代劇を見るのは避けようかな。

中国の抗日ドラマを笑えない。