いわゆる胸くそ映画

ツイッターハッシュタグ「何ひとつ良いことが起きない映画」というのが流行っているそうな。

で、どんな作品が挙がっているのか見たら、まあ予想通り。

ダンサーインザダーク

アニメ映画、風が吹くとき

ミリオンダラーベイビー

ミスト

火垂るの墓

など。

(古かったりして今見ることが難しく、見たことある人がやや減るという意味で)少しマニアックなのは、

八甲田山

伝説巨人イデオン

などだった。

解釈によってはというのもあるが、それらは措く。

 

気になったのは、若松孝二監督のキャタピラーと、中島哲也監督の嫌われ松子の一生

キャタピラーはどうやら和製ジョニーは戦場に行ったのような感じがする。

レンタル店にあれば借りて見よう。

嫌われ松子は気になりながらも見ないまま過ごしてしまった。

で、いま観終わったところ。

 

中島哲也監督作品らしい、ミュージカル調あり、サイケデリックな色彩あり、物語中の人物たちの笑顔やテンションと物語の行き先の食い違いありの面白い作品だった。

何ひとつ良いことが起きない映画と言われれば、確かにそうではある。

が、同時に松子の、、、

救いの手を拒んだとも、選び間違え続けたともいえる

そういう人生であり、良いことは起きたはずの物語ともいえる。

少しく、わが身に引き比べてしまうところはあった。

中島哲也監督の「告白」か「来る」でも見ようか。

見るなら「来る」だな。「告白」は落ち込みそうだ。