トップガン・マーヴェリック

トップガン・マーヴェリックを観た。

まず訂正から。昨日のトップガン

アメリカの空軍と書いたが、海軍の戦闘機乗りだった。

 

マーヴェリックの感想というか、キーワードは、

大人になれないかつての若者

老害問題

組織の中で後ろ盾の必要性

成果を出してしまったルール違反のどうするか

などか。

 

爽やかであればあるほど、哀しくもなる。

また、作中での世代交代も上手くいっておらず、フェニックスという女性パイロットの立ち位置がすごくあいまいだった。

グースの息子の味方(恋人)になるのか、そのライバルのハングマンの味方か、はたまた独立した男とタメを張る女性として描くのかをもっとはっきりさせてもよかったろうに。

また、ハングマンもグースの息子との対立関係を出しながら、教官であるマーヴェリック(トム・クルーズ)への反抗的態度も出すなどで微妙だった。

もっと訓練生同士の人間関係にクローズアップするか、それとも教官vs訓練生という図式にしてもよかったのではないか。

 

前作の写真やシーン、前作を彷彿とさせるシーンが多く、前作を観た人間としては嬉しかった。しかし、同時に前作の夕焼けは、明日が来るために今日が終わるという感じだったが、今作の夕焼けは何かが来るのではなく、たんに今日が終わる。もっというと暗示的に何かが終わる感じがした。

 

年のせいかな。

 

前作を観てない人と観た人の感想の違いを知りたい。