新古今でも読もうか

病院で水ぼうそうは治っているということで、仕事に復帰してもいいというありがたいようなそうでないような許可がおりた。

結局、一番最初の受付時以外は一度も病院内に入れてもらえなかった(苦笑)。

 

次の元号のおかげで、万葉集が売れているようだ。

元号の典拠について、万葉集研究をしている某大学の教授が、

 

典拠が中国の古典じゃないことで異議を申し立てている人たちに、

じゃあ詩経なり易経なりはみんなが読んでいるのか?と聞きたい。

ほとんどの人が読んでいないものを典拠にするほうが不自然だ。

だから万葉集が典拠になるのは画期的で素晴らしい云云と。

 

この教授の言う通りならば、万葉集を買う必要があるだろうか。

中学校や高校でほんの数首を読んでお終いというのが実情ではないだろうか。

その意味で詩経易経と何が違うのだろう。

まあ、読もうと思ったときに漢文よりも敷居が低いのかもしれないが。

 

とりあえず改元のおかげで、森鴎外元号考が(改題されて)再販されたり、万葉集を読む人が増えることはいいことだ。

欲をいえば、他の歌集についても簡便で注釈と現代語訳のついたものが出版されてほしい。

古今集新古今集は文庫版がある。

他の勅撰和歌集金槐和歌集なども整備されてほしい。