不愛!真的不愛!

さらば我が愛、覇王別姫をみた。

何度見てもいい。

どのシーンも見入ってしまう。3時間も長くは感じない。

菊仙が自殺する直前の二場面、

旧時代につながるものを焼きながら小樓に観た夢の話をするところ

自己批判をさせられ、小樓が蝶衣と菊仙を悪しざまに言うところ

ここは特に不朽だろう。

菊仙は、小樓が自己批判をさせられていたとはいえ

(菊仙を)愛していない、本当に愛していない

と言ったことよりも或いは蝶衣を批判したことがつらかったのではないか。

次いで蝶衣は小樓へのショックの矛先を菊仙に向けた。

哀しい映画だ。