上田秀人「梟の系譜 宇喜多四代」を読み終えた。
宇喜多四代とあるが、実質直家の物語。
冒頭で能家は襲撃されるし、興家は家を再興できず、秀家については至極あっさりと概略だけを描いている。
一般的な直家の評価を逆手にとって、
生き残るためには他家を裏切るのも仕方ない、でも身内や家臣は裏切らない
という魅力的で実直な人物像となっている。
でも娘たちには、身内なのに非常に冷たい(笑)
直家の居城は岡山城だとおもったら、当時は石山城と呼ばれていたことをはじめて知った。
備前や播磨の歴史も面白そうだ。
岡山では宇喜多家はどういう扱いなんだろう?
台風が気になる。土日に当たりそうだ。