人に勧められて映画「チョコレートドーナツ」を観た。
たぶん好きな映画だと思うと言われ。
結果は、、、面白かった。
ストーリーはゲイのカップルがダウン症の子供を引き取ることができるか。
前半はゲイのカップル成立過程となぜ子供を引き取ることになった(子供を引き取ろうとしたか)の描写が中心。
後半は行政(と司法)に取り上げられた子供を取り戻すための裁判所でのやり取りが中心。
結末は、ハッピーエンド、、、とはいかない。
実際の事件を下敷きにしているのか、それとも時代背景上、当時あった様々なそういう悲劇をモザイク状に組み合わせてつくったお話なのかわからない。しかし、時代設定が1979年であることを考えると、ハッピーエンドになるほうがおかしい。
ドキドキワクワクするような派手なシーンはないが、それだけに話に集中できた。
主人公の一人、ルディ・ドナテロのハリウッドでのステージ歌手デビューについて、どのように意味づけてよいのか、よくわからない。
しかし、こういう静かに出来事だけを叙述する方が、メッセージを前面に出すよりもむしろよく伝わる。また、適当にハッピーエンドにしない点も素晴らしい。
それでいて結論(結末の打ち間違いではない)を観客に任せる姿勢もよい。
最初は、何がチョコレートドーナツかわからなかったが、途中でタイトルの意味に気づき、最後タイトルの意味を理解する。