警察官は幼稚園へ

キンダーガートンコップ2を観た。

1作目と26年も間があいている。シチュエーションが同じなだけで、物語としてはまったくの別物。

面白く見ることができた。が、終盤がいただけない。

基本的に前作と同じ設定でも、前作とは主人公の対応が真逆になっていることが多かった。それはいわゆる時代の流れでもあるし、主人公と生徒たちの親の政治的な立場の相違(前作ではシュワちゃんがリベラル寄り、保護者が保守的。今作は逆)でもあろう。

なのに、終盤で銃を持ったマフィアに子供たちが襲い掛かるというのは21世紀の児童の安全的な面ではどうなのだろう。

面白くもあるし、悪くはないが、なるほど低予算で映画館で上映されなかったのだな、というのも納得できた。

鳥獣戦隊ライブマン

ライブマンを観終わった。

ラストはあっさりしていた。

物語前半の友情と仇、研究と倫理観などのストーリー性が後半はどこかへ行ってしまった。

特にブラックバイソンとグリーンサイが加入してからは、敵の方も千点頭脳になるための、ただの点取り競争になってしまったし。

この黒と緑は本当にいらなかった気がする。レッドファルコンを演じた嶋大輔も当時、新メンバー加入には内心反対だったようだし。

けっしてつまらなくはなかったのだが、なぜだろう。こうして思い出すとアラばかり探してしまう。

アラ探しついでに、一番気になるのは大教授ビアスの設定がゆるゆるだったことだろう。どう考えても地球の大学をでている、しかし年齢やヅノーベース建設などの詳細はわからない。もっと言えば世界中だれも彼のことを知っている気配がない(ビアスからの天才へのアプローチはある)。

地球征服がしたいなら、サイバスターのシュウのようにロボット(この場合はヅノーベースにガッシュなどロボット、ヅノー獣)で国連なりアメリカなりを襲えばいいのに。

また、ヅノー獣は恐らく「頭脳獣」なのだろうが、なぜズノーではなくヅノーなのだろうか。まさかビアスが戦前の教育を受けたからなどという設定ではあるまい。

決定的に微妙だったのが、敵が(一応味方も)天才の集まりという点だ。いや、天才はいい。バイオマンだってそうだったし。

しかし、天才のイメージが極端な上に貧弱なのだ。アシュラがその最たるものだろう。

正直いくら子供が対象とはいえ、あれはない、、、当時の子供はどう思っていたのだろう。

また、長官に相当するはずの星博士が第一話で死んでしまったせいか、ライブマンはメンバーが統制もとれずに街をうろついているようだった。市民との絡みも少なく、科学アカデミアという公的組織出身というわりには、なんというかコップの中の嵐みたいなストーリー展開だった。ゴーカイジャーのようにそもそも市民と触れ合う気がないのとは別。

 

良い点は、初期メンバーを演じた役者と、敵方の役者だ。

演技もうまいし、なによりも、どの人も華がある。

岬恵(ブルードルフィン)を演じた森恵は本当に華があった。

そういえば、恵の父親役でダイナマンの長官を演じていた島田順司がでていた♬

凶獣ケンプのデザインも素晴らしい。眼が釘付けになる。

もう一度見たいかというと、、、今度はイメージビデオ的になら。

ゴーカイジャーライブマン回を見直そう。

 

貞子 vs 伽耶子

「貞子 vs 伽耶子」をみた。

大晦日(旧暦)に何をみているのか。

 

映画として面白かったが、前半と後半で味わいが変わった。

前半はリング、呪怨両シリーズ通りで良くも悪くもきちんと恐かった。

しかし後半すごい霊能者経蔵と相方の女の子が出てからはホラーっぽさが急激に薄れた。視聴感はCABIN(キャビン)に似ている。

そもそも貞子と伽耶子の対決に主題がある関係上仕方ないが、リングシリーズの解呪方法を求めてさまようところが、おかしな大学の先生、霊能者、すごい霊能者の3人にしか会ってない。呪怨では多くのエピソードがあるところが鈴花だけだ。まあ、小学生4人も数えれば2エピソード、鈴花の両親もいれれば3エピソード。それでも少ない。

このエピソード数の少なさにも関連するが、鈴花以外の登場人物が、正直いけ好かなさ過ぎて殺されても何とも思わなかった。特に有里と夏美の女子大生コンビは本当にいけ好かなかった。

わがまま自己中心的、特に夏美がネットに動画をアップしたのは最悪だった。ダビングもできない機械音痴でもアップはできるのか。

結末は、多少予想していたが、まああれもありか。

しかし、経蔵の相方の少女(珠緒)は貞子の動画もみていないし、伽耶子の家にも入っていないはずだが、、、まあ関わっているから仕方ないのか、貞子と伽耶子が具現化したところ(井戸)に居合わせたからもう呪ったのか、いまいちルールが守られていないような気がした。

とはいえ、面白かったことは間違いない。

貞子3Dのようにがっかりはしない。

 

鈴花が自宅の階段にいるのに、急に伽耶子の家の階段にワープした(意識だけかも)場面は恐かった。その後で実際に伽耶子の家に入ることになるのでうやむやになっているが、あのワープをもって家に侵入したことにされ、呪われたらたまったものではない。

なぜサイだけ英語にしなかったのだろう?

鳥獣戦隊ライブマンをみている。

ついに5人揃った。というか何か2人増えた。

一応、敵も主人公たちも(程度はともかく一般的には)天才ばかりで、ライブマンも敵の幹部(オープニングで毎回、友よ君たちはなぜ悪魔に魂を売ったのか。と言われている彼ら)も科学アカデミア出身だったはず。

それが兄と姉がアカデミアにいたとはいえ、その兄と姉も敵幹部(になろうとした学友)に殺されたとはいえ、弟たちがライブマンに加入するのはどうだろうか。

 

妹から白井恭弘「外国語学習に成功する人、しない人」岩波書店を送ってもらった。

面白く読んでる。

寒いときには(心が)寒くなる読書を

ビッグバン・セオリーのシーズン5を観終わる。

 

ここ数日寒いせいか体調がすぐれない。

早く暖かくなってほしい。

 

集英社新書の新刊にタイトルからして若者叩きのものがあった。著者は女性。

読んでみた。

予想通りだった。

まとめると、

最近の若者は軟弱でハングリー精神に欠ける。

私たちが若者だったころはそうではなかった。戦争もあったし。

そもそも国とか他人に頼るな。仕事なんか選ばなきゃいくらでもある。自分自身の分は当然として、家族の食い扶持くらい(男なら)稼げ。てか国を支えて発展させろ。

あと、年寄りをバカにするな。年寄り扱いもするな。だって、気持ちが若いうちはまだ若いし。といって同格なんて思うなよ。こっちゃお前らよりも人生経験あるんだからな。

といったところ。いっそすがすがしい。

困ったもんだ。

曜変天目

昨年末にテレビ番組で、4つ目の曜変天目が発見された。

ところが、今日のニュースでそれは誤りで、あれは曜変ではないのではないか、という疑義が出された。

どちらが正しいのかはわからないが、これを機に研究が進むことを期待する。

 

松方弘樹が亡くなったみたいだ。

直接間接にも関わりはないが、なんというか寂莫を感じるのは、やはりその存在感が違ったのだろう。