蓮舫議員の二重国籍問題が思わず様々なことを考えるきっかけになった。
彼女の過去の発言には「国籍は日本だが、アイデンティティは台湾」というのがあったようだ。
恐らく、この発言をした当時はまったく問題がなかったと思う。
昔は「日本を好き」というのは頑迷な日本人というレッテルがはられたはずだ。
理由は様々あろう。
日本は戦争をするような悪い国だから
国際的に活躍するのに自国にこだわるのはダサいから
進んだ欧米の方がかっこいいから
などなど。これらが正しいかどうかは別である。
個人的には間違っていると思う。
現在はそれがひっくり返って、日本が好きと言わない日本人はダメだ。
という風潮だ。
日本のことを好きであるべきか、嫌いであるべきかはともかく、
結局同調圧力が強いことが問題ではないのか。
国籍とアイデンティティ考えることは重要であると思う。
タイミングよくインドネシアでも大臣が米国との二重国籍を理由に罷免されているし。
本当のところは結局、大正から昭和にかけての時代を繰り返しているように、
経済が好調なときは拝外的に、不況のときは排外的になるというだけの気もする。