カニバカニバで日が暮れる
マンガ「辱 にく」を買った。
ネット雑誌に発表していくスタイルで、第一話(収録話では第0話)がネットで話題になり、原稿を訂正して発表しなおしていた。
グロとか残酷(カニバもあり)ということだったはず。
帯には
さぁ、解体を始めましょうーー
0話公開から圧倒的注目を集めた
マンガワンで大人気の猟奇ホラーが遂に単行本化
とある。
読んだ感想は、うん。まあ、確かにグロいしカニバで残酷(人間を解体している)。
絵柄もわりに好きだ。しかし、何か物足りない。
それは結局、話題になったカニバしか描かれていないからだ。
もしかしたら続刊があるかもしれないが、この巻では
なぜ山奥の村で(恐らく連綿と)カニバリズムが行われているのか。
近隣との関係はどうなっているのか。
儀式の意味は?
などの疑問は何も説明されていない。料理で言えばただ刺激が強いだけで、非常に大味だ。
カニバリズムではないが、似たようなテーマの籠女の邑と比較してしまう。
続きは、一度試し読みがしたい。
WAX ON WAX OFF
ベストキッドを観なおした。
なんというか、いくつかの場面が強烈に好印象だっただけで、多くの場面でみるのが微妙につらかった。
特に前半のイジメの部分。
そしてヒロイン、アリの取り巻きの女のいけ好かないことといったら。
もっとも主人公ダニエルも、よく言えば前向き悪く言えば懲りない。
キャラクターの性格も矛盾があった。ダニエルはジョニーを避けているわりに、ジョニーに水をぶっかけたり。また、いくらジョニー(の道場のコブラ会)の先生が停めているとはいえ、挑発したり。正直頭がおかしい。
ジョニーもジョニーで、極悪非道だったはずなのに決勝で先生に、ダニエルの足を攻撃しろ、情けは無用と命令されると、困惑した顔で無言の抵抗をしたり。最後は審判がダニエルに渡そうとしているトロフィーを奪って、ダニエルを殴るかと思いきや、ダニエルさんに完敗とばかり手渡し、お前が優勝だ、とか言ってしまう。解せぬ。
ミヤギのダニエルに対する教育法も、質問すらナシ、黙って言う通りにしろ、というのは分からないでもないが、それはせめて練習の意味が分かる程度の説明をしていれば、の話ではないだろうか。
ずっと、騙されているのではなかろうか、という思いで練習しても効果はあがるまいに。
まあ、文句ばかり書いたが、2時間画面から離さないという意味ではやはりスゴイ映画だ。何よりミヤギさんの英語は真似したくなる。
人生もバランスが大事という教えは、、、身に沁みてしまう。
明日はベストキッド2だ。
ドリアン騒動勃発中。
イタズラ、提携している窯元
中国人は辞書づくりが上手くない
「中国文学雑談 吉川幸次郎対談集」、石川淳との対談に吉川の発言として、
中国では字引の学問はあんまり発展しないで、書斎に字引をおくことを恥としていたんです。ところが、注釈の書物は非常に発展したんですね。一字一字、書かれた言語をパラフレーズしていく。それはすばらしく発展したんです。
とある。
典拠が知りたい。しかし、なるほど納得できる。
どういうわけか中国人は辞書をつくるのが下手くそだ。かわりにカタログ(網羅的に並べたもの)をつくるのは上手である。
対して日本人は逆に辞書づくりが上手で、カタログづくりが下手だ。
不思議であったが、吉川幸次郎の言が真実であれば、その理由となろう。
字引的な注釈もないわけではないが。
なにより注釈を集めた集解などは、要は注釈のカタログだ。
しかし何があったのか、近年、漢語大詞典だったか大辞海だったか出来のいい辞書が中国にもでているようだ。
吉川幸次郎のイメージは変わるかも
朝日選書「中国文学雑談」吉川幸次郎対談集を読み始めた。
まだ途中だし、77年発行の本で、実際に対談したのはその数年前だろう。
だから現在の自分の好みで優劣を語るのは良くないかもしれないが、微妙。
まあ、まずは読み終えてから感想は書こう。
書かないかも知れないが。
温暖化してほしい
寒い。寒(かん)の戻りか。
先週は昼間限定で暖かい日もあったのに。
土日は引きこもっている。
そのせいか座りっぱなしだ。
だからか尻が痛い。 切開したとこと別の箇所がズキンと痛い。
やりたいことはあるが、動きたくない。
人間も冬眠できないものか、、、いや冬眠中にアクシデントで起きてしまい死んでしまいそうだ。
ランペルールはまだかいな
タイトルは、
三國志Ⅲ
水滸伝 天命の誓い
の3本。
期間限定で3つまとめて3901円(バラで買うより3割安い)。
もちろんすぐ買った。
買う時にすでに書き込んでいる人がいたが、戦国群雄伝と三國志Ⅲは、Windowsリメイク版であった。
まあ、リメイクでもいい。
よくないがいい。
しかし、画面サイズが変更できないのはいただけない。
特に三國志Ⅲは文字やグラフィックも緻密といえば緻密だが、要は小さくてみづらいのだ。それが画面サイズの変更ができなければ尚更みづらい。
また、リメイク版は顔グラがなめらかすぎて、むしろ気持ち悪い。
なんで素直に98版なりMSX版にしなかったのか。どうせエミュレータなのに。
まったく余計なことをするものよ。
しかし、まあプレイできるだけ幸せというものだ。
特に戦国群雄伝は素晴らしい。
さて、今回のメインである水滸伝はきちんと98版だ。
起動したとき、オープニングをみて泣いてしまった。
MSX版ではけずられていたシナリオもある。
(Winリメイクとプレステ版でもすでにシナリオ4つみたけどさ)
ああ、懐かしくも古びない。いや、古くなっても本質が面白きゲームであることよ。
戦国群雄伝と水滸伝のBGMを耳にしたら、思い出が涙とともにまた溢れてきた。
忘れない、忘れられないというのは何故だろう。
それは真に心に残っているからだ。当時の重要な記憶の中にしっかりと根をはっているからだ。
値段はむしろリメイク版ではない水滸伝の方が高くなるべきではないか。
それはともかく、これはまいった。
仕事なんぞしてられない。
休みを取りたいレベルだ。