何が悪いか分からないとこが悪いのかも

空海ーKUーKAIー美しき王妃の謎を観た。

なんとも、つまらない。

一つ一つは素晴らしいのだ。

映像はため息が出るほど美しい。

女優も、配役が適しているかは別として綺麗どころばかりが揃っている。

原作は読んでいないが、わりと評判は良かったようだ。

しかし、映画としては、、、

ストーリーうんぬんでいうと、実は主要人物が誰かよくわからなかった。

空海も白楽天もただの司会進行みたいだし、玄宗楊貴妃は(歴史的にも仕方ないが)自分の行動を自分で決められない。特に物語の核である楊貴妃はそうだ。阿倍仲麻呂にいたっては、、、ただ現場に居合わせた感じがすごい。

結局、劇中で能動的に動いているのが白龍だけだ。

また、恵果の正体が丹龍というのは、こう史実の謎に答えを出したともいえる。恐らく原作でもそうなのだろうが、映画ではご都合主義的にとってつけたように思えた。

或いは90分くらいならコンパクトで良かったかも知れない。

製作費が150億円で、興行収入が中国で92億円、日本で17億円。

7割強しか回収できていない。

それも納得してしまった。

あ、ラッドウィンプスの主題歌は全く映画と合っていなかった。

せめて日本語か中国語ならよかったのに、なんでこの作品で英語なのかと、、、