事実ほど恐いものはない

映画「バリー・シール アメリカをはめた男」をみた。

予告などで、CIA、DEA、FBI、麻薬カルテルなどを手玉にとった男のデンジャラスでありながら、痛快なお話だと思ってみていた。

もちろん、予想されるのはハッピーエンドだ。

ところが、うん、まあ、現実はそうなのか、と。

実話に基づいているともあるしね。

 

小説「神無き月十番目の夜」を読み終えた。

小生瀬村が亡所になった話。

江戸時代初期の水戸藩による検地と、それに反発し結果的に一揆になってしまった村人たち。

読んでいる間、良質のホラー映画のような不穏な雰囲気と、負の連鎖行動を楽しめた。

これも事実に基づいているので、実際には楽しいなどとは言えないが。