フラッシュマンを観おわった。
結末はもうネタバレもクソもないが、、、う~ん。
これ当時みていたときはどんな感想だったんだろう。
大人になってみれば、ハッピーエンドだけが良いわけではないし、好みとしてアンハッピーエンドでも良いのだが、、、
フラッシュマンのテーマのひとつが中国残留孤児だということを踏まえて観ると、こうもう一杯やるせなくなる。
結局、想い焦がれていた故郷のすべてに、反フラッシュ現象という形で拒絶されてしまう。
サラだけは時村博士一家が実の家族だと判明する。
しかし、サラにも反フラッシュ現象は起きている。
そしてフラッシュマンはフラッシュ星に帰っていく。
まんま残留孤児だ。
故郷に拒絶されるということは、ままあることだろう。
人によっては、それは自分から拒絶しているんだよ、などと訳知り顔でいうかも知れない。
杜甫なども何故故郷を愛しながらも故郷に帰らなかったのか。
あるいは紀貫之の「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける」というようなことがあったかもしれない。
フラッシュマン、予想通り、沈鬱な感想になってしまった。
リー・ケフレンの正体は300年前の地球人。
見下していたものが実は自分の正体だったというのも、物語としてよくある。
例としてヒトラー、ユダヤ人説のようなもの。
ケフレンについても思う所は多々ある。
ルーツはなぜ気になるかなども。