いっそ夢に閉じこもりたい

夢をみた。

一般的には悪夢になるかも知れないが、悪夢しかみない自分には割といい夢であった。

内容は、中国かロシアのどちらかわからないが、たぶん中国、に捕まった。

原因はもっていた元朝秘史に何か国家をゆるがすような秘密が隠されていることだったはず。その際にも相手の女性エージェントかその女主人だかを「王妃殿下(ワンフェイティェンシャー)」と呼んだことは特に記憶に残っている。

その後、本国に連れていかれ、軟禁されるなど色々あった。そこで何故か海爾(ハイアール)社の話とおそらく架空のライアール(漢字は分からないが、ハイアールのように〇爾とでもあてるのか)社の話がでたことと、ものすごい美人とすれ違ったことを覚えている。

起きてから、元朝秘史をみてみたが、ちゃんと読めない(蒙音を漢字で当てただけなので、漢文ではないから。例えていえば、アイ ワズ スタンディング ゼアのように全部カタカナで英文を書いているようなもので、たとえ音読できても意味がとれない)。

 

夢見もよかったので、ゼロの未来をみた。

テリー・ギリアム監督の作品なので期待しながらみた。

所々、おッこれは!? と思うところはあったが、結局あまりよくなかった。

監督はこれをどういう作品にしたかった、或いはしたつもりだったのだろう。

未来世紀ブラジルのように完全に(脳内とか2次元とか)精神的な世界に閉じこもることにするなり、よくあるような人生は自分次第、さあ外へ出ようということにしたかったのか。

映像的には素晴らしいが、映されているもの(企業の広告ややたらと禁止事項の多い公園の標識など)は未来世紀ブラジル、もっといえば1984年からのディストピアものと何も変わらない。その点もこの映画の点が低くなってしまう原因である。途中にあった「MANCOM IS WATCHING」はどう考えても1984年ネタ。

私のようにギリアム監督作品が好きな人はともかく、未来世紀ブラジル(ギリアム監督のディストピアものは他に12モンキーズ)を観てない人はどのような感想を抱いたのであろう。

未来世紀ブラジルでも見直そうかな。