はっきりといつからとは分からないが、少なくともここ20年で日本がそれ以前と変わったことがある。
ハロウィン
裁判、株、心療内科(メンタル・クリニック)に対する認識
雇用状況および自己PRの重要性
などなど。他にも挙げていけばきりがない。
今日は4月1日なので、エイプリル・フールについて。
自分が小学生のころにもエイプリル・フールはあった。しかし、当時は四月バカと日本語に訳されていた。
風潮としても、西洋では4月1日には(不謹慎すぎてヒクほどの)嘘をついてもかまわない日らしい。ま、日本人は真面目すぎるから、そういうことはできないよね。というような感じだったように思う。
更に西洋では四月バカには新聞記事やテレビ、ラジオの例えばニュース番組のように事実を伝える真面目コンテンツでも4月1日には嘘をつくということもいわれていた。
上記のような感じで、漫画作品などではよく扱われていたが、そもそもの文化として日本にないものだから、やれお前の家が燃えているだの、やれお前の近親者や恋人が事故ったり、死んだりしただのという噓をついて、しかもそれが嘘ではなかったりという悪趣味なネタが多かったように思われる。
ところが近年、四月バカなどと言わなくなり、英語のままエイプリル・フールが定着しだした。同時に各企業が商品広告やホームページで嘘をつくようになってきた。
正直な感想としては、迷惑だ。
ネットの広告で新製品発売、値段はウン億円とかの噓なら、腹立たしいではあるが、一応実害はなさそうだ。しかし、巧妙になればなるほど、それはやはり迷惑な噓になるであろう。また、新聞記事にもくだらない噓が掲載されていた。自分は購読者ではないが、購読していたら金を返せと言いたくなるであろう。
面白いとか、ユーモアがあるとかそういうことではない。
どうしても嘘がつきたいなら、はっきりと「四月バカ用特設ページ」などとするべきであろう。