陳天璽「無国籍」を読んだ。
以前読んだ時と読後感は微妙に違う。
しかし、広い意味で感想は同じだ。
つまる所、国籍の問題とは
・国家とは何か
・アイデンティティとは何か
という2点に集約されると思う。
ここから生じる問題を考えたいが、風邪をひいてとても書けない。
「無国籍」は著者が30歳を少し過ぎたくらいの若さが光るともいえるし、若さゆえか主観的な記述(というかそもそもの行動)が目立つとも言える。
とはいえ、この手の本、特に一般書はなかなかないので、貴重である。
出版から15年が経つ。無国籍者をとりまく現状が改善したとは思えないが、、、、