繰り返し見たい良作と繰り返し見たくない良作

オシャレでおいしい店で友人と食事をする、これほど愉しいこともない。

昨日はまさにそういうステキな時間を過ごした。

 

今日は朝から、カメラを止めるなをみた。

面白い。なるほどこれは人気がでるわけだ。

ワンカットのところはもちろんだが、なにより、学生なんかは一人もでていないが、青春の匂いがする。

とにかく目の前のことに対処するしかない感じ。とはいえ、その目の前のことの向こうにうっすらと未来が見える感じがたまらない。

私自身が年をとったからか、涙がこぼれた。

これは繰り返し見たい。

 

夜は夜で、湊かなえ原作、中島哲也監督の告白をみた。

以前1度みて、二度と見ないと決めていたが、「来る」を観たので中島哲也監督つながりでやはりもう1度見ようと思った。

ストーリーは本当に大筋だけ、他は印象的なところだけ覚えている。

見始める。

5分くらいでずっとゾワゾワしている。

殺人が起きるかどうかはさておき、学校、特に中学校ってこんな感じだったと、こういうところが生徒としても教員としてもイヤでイヤで仕方なかったと思い出させてくれる。

これだけ出来がいいのに繰り返しみたくないと思わせるのは後にも先にも、私の見た中ではこの映画くらいだ。

映画だからか、設定が都会、たぶん東京だからか、自分たちの中学生時代よりも見た目は洗練されていて中味は息苦しく陰湿だ。

2010年の映画だが、良くも悪くも古びていない。

100分間ずっとこの不快感を味わえた。

原作も9年ぶりに読んでみようかな。今、小説を読むマイブームがきているし。

湊かなえは嫌ミスの女王だが、あるいはだからか?、イヤな気分にならないものは余り面白くなかった。

 

おととい本屋でみた雑誌を買いに行った。

読んでみたらおとといのと違う。

すでに今月号(昨日か今日発売の新刊)になってた。

あわててアマゾンで先月号(おととい見かけた本来欲しかったもの)を探すも、すでに新品ではみつからない。

あきらめて古本で注文する。