カンフー・ヨガ

昨日、ジャッキー・チェンのカンフー・ヨガを観た。

わざわざ劇場で。

25点。

元々ジャッキーの映画は古い香港映画よろしくストーリーがない。

あるいは悪者を捕まえるなど最低限度しかないことが多い。

その意味で点数は低くなる。

今回もそうだ。

しかし、今回はそれ以外にも正直どうかと思うところが多かった。

まず、ヨガ成分がほとんどない点。

少なくともタイトルに入っているならもう少しなんとかしてほしかった。

また、政治的配慮やスポンサーに対する配慮が過ぎる点。

仕方ない部分もあるが、アイアンマンよりもひどかった。

また、ストーリーの穴というかなんというか、特に気になったのが2つ。

一つはジャッキーたちが、これこそ人類の宝という書物の原本(悪党はそれらを、こんなものはいらないと言うのに対して)を武器にして戦っていた点。

もう一つは地下神殿に修行者たちが来たとたんに、争いをやめた点。これはなぜ争いがやんだのかわからない点と、隠されていて存在を知られていなかった地下神殿に普通にくることができる人々がいる点の合わせ技で不審だった。

良い点は、王玄策をテーマ(実際にはマガダ国のヴィ―マ将軍がテーマ)とした点。これは中国とインドをつなぐものとして仏教関係者以外だと当然と言えば当然の候補ではあるが。

若手の俳優がたくさん出ていたが、ストーリー上不要に思えるのが多く、偏見だが顔つきも似ていて、余り好もしくなかった。

劇場で見る価値があったとは思えない。

帰りにキングスマンのDVDをレンタルした。