恐怖のホスピタル 不吉な確信

お尻のランブータンが熟して、

立ってよし、寝てよし、ついでに座ってもよし

とまるで柔道家のような攻撃をしかけてきたので病院に行った。

 

病院では、いつもと違うナースがでてきた。

まず名前を間違えられる。

名前を間違えられることについては色々思うが、それどころではない。

医者と話していつものように寝台にうつぶせに寝る。

寝台はヘの字に折り曲げる。頭と足がヘの字の先端で腰が頂点になるようにする。

いや、してた。今までは。

このナース、まず患者(つまり私)をどのようにするのかわからず、ついで寝台をヘの字にするやりかたもわからないようで無駄な試行錯誤をしている。

ほんとうに錯誤だ。

寝台をまっすぐなまま頭部分を高く足部分を下げてクリフハンガーさせてみたり、右半身をさげて左半身をあげて支えにくく(熱のせいもあり)酔わせてみたり。

医者もきて驚いていた。

その時に知ったがヘの字の姿勢はジャックナイフというらしい。

医者がしびれを切らし、寝台を水平にまっすぐにしろという。

それすらもできず、またクリフハンガーだ。

その間ずっと恐怖に震えていた。

せめてナースを変えてほしい。

ようやく平たい寝台でランブータンの収穫だ。

書きながらまた少し泣きそうになったから、一旦ここで止めておく。