古事記上巻を読んだ。
上巻は神代の話。いわゆる日本神話が書いてある。
鵜葦草葺不合命(うかやふきあへずのみこと)の生誕までだ。
実際には鵜葦草葺不合命が四柱の神を生み、そのうち1人は常世国に、1人は海原に亙っていったところまでだ。
鵜葦草葺不合命の子供には神倭伊波礼毘古命(かむやまといはれびこのみこと)つまり神武天皇がいる。彼は当然、中巻で大々的に扱われている。
海幸彦と山幸彦こと、火照命と火遠理命の間には名前しか伝わらない火須勢理命や、造化三神の天御中主神、そして三貴神の月読命など名前しか出てこない神を、河合隼雄は「中空構造」と呼んだ。
書き下し部分を音読みしているが、なかなかに読みづらい。