マンガ「辱 にく」を買った。
ネット雑誌に発表していくスタイルで、第一話(収録話では第0話)がネットで話題になり、原稿を訂正して発表しなおしていた。
グロとか残酷(カニバもあり)ということだったはず。
帯には
さぁ、解体を始めましょうーー
0話公開から圧倒的注目を集めた
マンガワンで大人気の猟奇ホラーが遂に単行本化
とある。
読んだ感想は、うん。まあ、確かにグロいしカニバで残酷(人間を解体している)。
絵柄もわりに好きだ。しかし、何か物足りない。
それは結局、話題になったカニバしか描かれていないからだ。
もしかしたら続刊があるかもしれないが、この巻では
なぜ山奥の村で(恐らく連綿と)カニバリズムが行われているのか。
近隣との関係はどうなっているのか。
儀式の意味は?
などの疑問は何も説明されていない。料理で言えばただ刺激が強いだけで、非常に大味だ。
カニバリズムではないが、似たようなテーマの籠女の邑と比較してしまう。
続きは、一度試し読みがしたい。