貞子 vs 伽耶子

「貞子 vs 伽耶子」をみた。

大晦日(旧暦)に何をみているのか。

 

映画として面白かったが、前半と後半で味わいが変わった。

前半はリング、呪怨両シリーズ通りで良くも悪くもきちんと恐かった。

しかし後半すごい霊能者経蔵と相方の女の子が出てからはホラーっぽさが急激に薄れた。視聴感はCABIN(キャビン)に似ている。

そもそも貞子と伽耶子の対決に主題がある関係上仕方ないが、リングシリーズの解呪方法を求めてさまようところが、おかしな大学の先生、霊能者、すごい霊能者の3人にしか会ってない。呪怨では多くのエピソードがあるところが鈴花だけだ。まあ、小学生4人も数えれば2エピソード、鈴花の両親もいれれば3エピソード。それでも少ない。

このエピソード数の少なさにも関連するが、鈴花以外の登場人物が、正直いけ好かなさ過ぎて殺されても何とも思わなかった。特に有里と夏美の女子大生コンビは本当にいけ好かなかった。

わがまま自己中心的、特に夏美がネットに動画をアップしたのは最悪だった。ダビングもできない機械音痴でもアップはできるのか。

結末は、多少予想していたが、まああれもありか。

しかし、経蔵の相方の少女(珠緒)は貞子の動画もみていないし、伽耶子の家にも入っていないはずだが、、、まあ関わっているから仕方ないのか、貞子と伽耶子が具現化したところ(井戸)に居合わせたからもう呪ったのか、いまいちルールが守られていないような気がした。

とはいえ、面白かったことは間違いない。

貞子3Dのようにがっかりはしない。

 

鈴花が自宅の階段にいるのに、急に伽耶子の家の階段にワープした(意識だけかも)場面は恐かった。その後で実際に伽耶子の家に入ることになるのでうやむやになっているが、あのワープをもって家に侵入したことにされ、呪われたらたまったものではない。