スティーブン・キングの瘠せゆく男をみた。
映画版リングの1をみた時のような感想だった。
結局、呪いは消えずに他人に移すだけ。
ある意味、ジプシーの呪いを受けたのは妻のハイデイとその浮気相手マイク、そして全く無辜の娘リンダだろう。
また、このジプシー連中も、
白人にひどい目あわされて、そりゃ呪いもかけたくなるよな
とは微塵もならないくらいにひどい。
まんまアメリカの嫌な部分で作品にしてみた感じ。
一般化はできないが、ジプシーがアメリカでどう思われているかがわかる、という意味では面白かった。ジーナ(ジプシーの客寄せ、すぐにパチンコをもちだす凶暴な女)が最初にビリーをみかけたとき、最初は胸や下着を煽情的にみせてすぐに怒りだしたあたりは会話が通じない野蛮人らしくて良かった。
ビリーが謝りに行ったときに、ジーナがパチンコを持ち出したのは本当に意味がわからない。