クワイエットルームにようこそ

ni朝も早よから「クワイエットルームにようこそ」を観た。

観る度に発見がある。細部に至るまでよく作り込んでいるな、と感じる。

例えば、さえのジグソーパズルが無限に終わらない階段であることなどだ。

コミカルに描いているので悲壮感はあまりないが、実際には重いストーリーだ。

主人公の明日香でさえ恋人鉄雄と別れることになるし(入院前に起きたことは措いておく)。結局オールオーケーな結末は、ある意味、金原だけではないだろうか。

特にミキのキャラクターは重要である。ミキのような人は多く存在する。摂食障害という症状にでたからミキは入院させられている。しかし陰謀論(またはオカルト)を信じているだけの人は世の中に掃いて捨てるほどいる。

前向きにはなれないし、人生とはみたいなテーマはなさそうだ。しかし何度も観たくなる名作だと思う。

というより、人生とはなんてなくてもよいだろう。映画はエンターテイメントなのだから。このあたり、純文学とそうでない小説にもいえるが。

現在9時半晴天。どこかに行こうかな。