96時間

映画「96時間」三部作すべて観た。

どれも面白かった。

細かいいちゃもんをつければ、2作目まではストーリーが弱かった。

極端に言えば主人公であるブライアンにも共感しにくかった。特殊部隊出身とか、そういう点ではなく、行動の動機にも結果にも納得がいかない。

下手すると悪役の方に感情移入しやすい。

だいたい1作目では娘1人のために何人殺されたのだろう。

しかし、これは前にも書いたが、水戸黄門で悪代官の手下の侍供の人生を考えるようなものだ。

痛快アクション映画として楽しむべきであろう。

 

3作目のレクイエムで、ようやく上記の諸欠点がなくなった。

警官殺しをするわけにもいかないからか、殺人も最小限に抑えられていた。

スチュワート役が1作目と違う俳優であることが気になるが、まあいい。

ふと気づいた、96時間はリュック・ベッソン製作の映画だ。この間みたルーシーもリュック・ベッソン監督だ。偶然だが何か思ってしまう。

また、原題のtakenが邦題「96時間」になっている。どっちもどっちともいえるが96時間という時間設定が活きているのは1作目だけな点を考慮すると、原題の方がよい気もする。

 

ミッション・インポッシブルの1作目も観た。

作中最初でIMF(Impossible Mission Force)と出てくるたびに、国際通貨基金が想起された。ストーリーが動いて武器商人のマックスと会うあたりまでは、国際通貨基金のデータを盗むものかと思いやや混乱した。国際通貨基金にスパイ組織があったかな?と。