ビジネス書は薄くて高い

ビジネス書が読みたかったので、今更ながらチーズはどこへ消えた?を読みに図書館へ。

検索してみたら4冊収蔵されているようだ。が、開架書棚には1冊しかない。

しかしそれが見当たらない。

カウンターで閉架書庫のやつを持ってきてもらえばいいのだが、なんとなく負けた気がするからしなかった。

チーズはどこへ消えたはどこへ消えた?状態だ。

かわりにというわけではないが、なぜ、ぼくのパソコンは壊れたのか?を読んだ。

ストーリーは、

仕事第一で、順調に出世している主人公。いまも重要なプロジェクトに関わっていて家族のことはおろそかになっている。学生時代の夢であった作家になることであった。ところが、ある日、コンピュータウィルスが画面にへんなメッセージを表示するようになり、だんだんと主人公の行動がかわっていく。それにつれ仕事と家庭のバランス、さらに言えば仕事をする意義を考えていく。

まあ、ありきたりではある。正直ビジネス書としてどうかはわからない。

短く読みやすい話としては、なかなかに面白かった。

しかし、天国からはじまる物語もそうだが、あちらさんの家族とともに過ごさない人生はつまらない、という主張の強さにおどろく。

舞台は異なるし、物語性や寓意性も違うものの二冊とも同じ内容に思える。

同時にまた、あちらさんの仕事一筋・家族なんかは足かせだ、という人たちに対する愛憎入り混じった評価にもおどろく。