詠懐詩

荘子に「名は実の賓なり」という句がある。
一般には、徳が主で名誉は客であること。つまり名誉は徳に伴うべきものであること。と解釈される。
岡田英弘はこれを「言葉は現実にとってお客さんか居候にすぎない」と解釈している。
それに対して易経には「書は言を尽くさず言は意を尽くさず」ともある。
相反するようにも思えるが、矛盾はないようにも思える。
政治家も隠逸伝中の人も同じ世界の住人なのだ。