2015-05-05 詠懐詩 荘子に「名は実の賓なり」という句がある。一般には、徳が主で名誉は客であること。つまり名誉は徳に伴うべきものであること。と解釈される。岡田英弘はこれを「言葉は現実にとってお客さんか居候にすぎない」と解釈している。それに対して易経には「書は言を尽くさず言は意を尽くさず」ともある。相反するようにも思えるが、矛盾はないようにも思える。政治家も隠逸伝中の人も同じ世界の住人なのだ。