「スティーラーズ」を観た。
何というか、、何をみたのかよく分からない。
ウィキペディアではコメディ、DVDのジャケットではクライム・ムービー。
そう、ジャンルが分からないのだ。
無理にジャンルに当てはめる必要はない、新しい作品は既存のジャンルに分類できないという意見もあろう。
これはそんな高尚なレベルではない。
例えばカレー、焼き魚、納豆、漬け物、ピザ、ケーキ、ポテトチップスを食べたいからとすべてを鍋で煮たような映画といえば分かるだろうか。
ただのごった煮の結果、食べ物でなくなってしまった。
細かいギャグやパロディはよくできている。伏線回収やストーリー展開の暗示もきちんとされている。が、これも裏目になっている。ストーリーに意外性がないのだ。
シリアスな映画なら意外性はなくてもよいだろうし、伏線回収も必要だろう。この映画は、、、シリアスなのか?
結局そこが分からないから、評価できない。
ちなみに、不謹慎なギャグがあったかと思えば、フォローのつもりか、すぐに真逆のネタを入れている。バランスがいいともいえるが、訴訟対策なのかな?とも勘ぐってしまう。
色々やりたい細かいことに気を配ることができる真面目な高校生が作った作品みたいだ。細かい部分は素晴らしいが、総体としては何だか分からなくなってしまった。