大鏡 栄花物語

日本の古典をよむ11 「大鏡 栄花物語」を読んだ。

どちらも藤原道長の栄華に焦点をあて、そこに至るまでの歴史を書いたものである。

大鏡紀伝体栄花物語編年体物語で書かれている。

大鏡の方は政治事件を中心にして、栄花物語は政治というより、天皇外戚のことを中心に記述している。

これも昨日の源氏物語とおなじように、登場人物のことをwikipediaで調べながら読んだ。

天皇が一条、三条、後一条

藤原氏も道隆、道兼、道長、定子、彰子、妍子、威子など似た名前が多く、なかなか整理が大変だった。

また、子供の数え方が、本書とwikipediaが違うことがよくあった。

例えば、藤原道長の娘、威子。栄花物語では三女とあるが、wikipediaでは四女とある。

これは、道長正室、源倫子から生まれた子供の中では威子は三女である(長女は彰子、次女は妍子)。しかし、他の妃の子供も含めると、威子は四女である(源明子が生んだ寛子が三女)ということだ。

読み終えて、今まで名前しか知らなかったり、他の誰かと混同していた人物が身近に感じられた。

藤原道隆藤原済時・藤原朝光の飲み会を、少し離れて見てみたい。

また、藤原伊周には何か助言をしてあげたくなる。

 

この日本の古典をよむでは未収録だが、栄花物語の続編(栄花物語40巻の前半30巻を正編、後半10巻を続編とする)は、

源氏物語』の光源氏亡きあとの世界を意識した語り出しで始まる。(p314、解説)

らしい。昨日の今日だから、栄花物語続編の冒頭だけでも読んでみたい。

また、四鏡を読んでみようとも思うが、日本の古典をよむにも、新編日本古典文学全集にも大鏡以外は収録されていない。どうしようかな。

源氏物語

昨日(6月19日)から二日かけて、小学館の「日本の古典をよむ」シリーズの源氏物語上下を読んだ。

 

源氏物語のイメージは結局、恋の話がメインで、そこに政治や人間関係が絡むものと思っていた。

確かに上巻(藤裏葉まで)はそうだった。

しかし、下巻からは恋はもちろん絡むのだが、人間関係のストーリーがメインになったような感じで、俄然面白くなった。

登場人物が多く、しかも登場するときごとで呼び名が違うことが多いので、下巻の途中からメモを作りながら読んだ。といっても、wikipediaを引用したものだ。

wikipediaには源氏物語の各人物ごとに項立てされており、そこから必要な情報を1~3行くらいで抜粋した。もちろん抜粋する時に記事全体を読むから、非常に物語が分かりやすくなった。

 

源氏物語が上下巻約630頁にまとまっているのは嬉しかった。

しかし、現代語訳、該当部分の本文という配置なのだが、シリーズの特性上、注釈がない。このシリーズ(日本の古典をよむ)の元となっている小学館の「新編日本古典文学全集」だと源氏物語は6巻。

コンパクトにまとめただけに、注釈をいれると頁が増えてしまう。また、現代語訳がメインなのでほとんど注釈の必要もないといえばない。必要な時は括弧書きすれば事足りる。原文は、まあ、おまけのようなものだろう。

ちなみにこのシリーズでは大鏡栄花物語であわせて1巻。新編日本古典文学全集では大鏡で1巻、栄花物語で3巻あわせて4巻。

今まで読みたいと思いつつ、色々な理由で読んでこなかったものを、このシリーズで読んでみようかな。太平記も新編日本古典文学全集で全4巻中3巻までは読んだ、、、というより目を通しただけなので、これを機に読み直したい。

またダラダラと

気付けば4か月ほど放置してしまった。

この間、色々あった。

大略

仕事を辞めた。

病院通いが欠かせなくなった。

予定していたことがコロナ騒ぎでにっちもさっちもいかなくなった。

ということだ。

 

気落ちしていないと言えば嘘になるが、気落ちしていても仕方ない。

またダラダラと再開しようと思う。

もしかしたら他のSNSにしようかとも考えている。

どうなるやら。

なんとなくまとめて

この間、アパートのガスが止まった。

朝はお湯がでていたのに、突然お湯が出ずにいつまでも水しか出なくなった。

不動産屋を通じて、ガス屋を呼ぶ。

ガスのメーターが異常と出ている。

リセットしても変わらない。

調べてもらったら、大元のガスボンベのバルブが閉められていた。

これでは自分の部屋だけでなく、アパート全部でガスが止まっているということで、ガス屋は各部屋をすべて訪ねていた。

もちろん、すべてガスが止まっていた。

誰が何のためにしたかわからないが、不愉快だ。

同時に、バルブくらいでよかった。

 

昨日から夢見が面白くない。

面白くはないが、このふざけた状況をつくってくれた職場にはふんぎりがついた。

 

マヴァール年代記を読み直した。

以前とは違い、アラが目立つ。

しかし、それも含めて面白い。

たったの3巻(角川文庫版)で、あれだけスピーディーに話を進めるには多少の強引さも仕方ない。

3巻のあとがきが90年11月であった。

30年経っても読み継げる。素晴らしい。

アイドルに~、ハマってみたら、いいじゃな~い♬

映画の「ゴクドルズ」を観た。

バカバカしい設定で、見たくもあり、見ることもないかなとも思い、

まあ、暇なので見た。

面白い。

時間も100分ほどで、無駄がない。

原作漫画も読みたくなった。

しかし、このバカバカしい映画で、不覚にも泣いた。

これは、感受性が豊かになったとか、人間がまるくなったということか

それとも、心が弱っているのだろうか

ジャッキー、歌まで香港から遠く離れたか

「ポリスストーリー リボーン」をみた。

ジャッキー映画は基本的に60~70点くらいなので、その位であれば及第。

なのだが、ストーリーが、、、なんじゃこら?

SFにかなり寄っている。というか、SFだ。

人工兵士(バイオロイド)、心臓移植および移植による記憶の混在などがテーマだ。

これがジャッキー・チェンと食い合わせが悪い。

そして、主要男優が2人、主要女優も2人いて、カップルも2組成立しそうな感じ。

ジャッキーは、、あれは結ばれたでいいのかな?

しかし、劇中で明らかにはされてない。

アクションは、いってもジャッキーも、もう高齢だ。

多めに見よう。

正直、ノスタルジー(この映画は新作だが、シリーズものなので)以外に見るべきものがない。

めっちゃつまらないわけではないが、他に面白い映画はいくらもある。

しかし(ある意味ノスタルジーの最たるものだが)ポリスストーリーには、主題歌「英雄故事」がある!!!

あれ?

何か、違う。

メロディは英雄故事だけど、歌詞が違う。

広東語ではない。 まるで普通語だ。

ついにジャッキーも北京語で歌うようになったか。

いや、にしても広東語を普通語にしてもおかしい。

まさか!? (ネットで調べたら)

ジャッキーが英雄故事に新たに歌詞をつけたというニュースがあった。

 

 

はい、しゅーりょー

もう元祖「英雄故事」(と東方的威風)を聞こう。