一字姓にする

経国集を読んでいる。

作者の名前が面白い。

例として巻一のを挙げる。

石宅嗣(石上宅嗣)、陽豊年(賀陽豊年)、藤宇合(藤原宇合)、菅清人(菅原清人)、菅清公(菅原清公)、良安世(良岑安世)、和真綱(和気真綱)、科善雄(中科善雄)、和仲世(和気仲世)、滋貞主(滋野貞主)

となっている。

巻首にある目録では官位付きでカッコ内の表記、各文の箇所ではカッコ外の表記だ。

これは各巻ともに同じである。

漢詩文集だから、唐風なのは当然といえば当然だが、一字姓にまでしている点は非常に面白い。

多くは一字目を残し二字目を略しているが、賀陽豊年や中科善雄のように二字目を残している者もいる。何か基準があるのか気になる。

ゆでガエル

講談社現代新書「未来の年表」を読んだ。

出版以来話題になっていた。立ち読みもしたが、せっかくの連休だし、読んでみた。

 

うん、納得ではある。

第2部の提言の部分は賛成しにくいことも多いが、これからの日本が大変なことになるのはよくわかった。

出版が2017年。

話題になっていたのに、この2年で改善しようとしている感じはしない。

むしろオリンピックに向けて、少子高齢問題には目を背けている感すらある。

暗澹とする。

令和のはじめに

天皇が代替わりをした。

元号は令和になった。

 

ずっと部屋に引きこもり、漫画を読んでいた。

ひとはけの虹 全巻

よんでますよアザゼルさん 全巻

プーねこ 7巻

木根さんの1人でキネマ 6巻

を読んだ。

なるほど、アザゼルの最終回は気持ち悪い。

不倫をしているさくまさんが、不倫相手に乱暴されそうになり、

さくまさんの胎内にいたアザゼルが、さくまさんから出産され、

不倫相手を退治している。

木根さんは、佐藤が大活躍していた。

 

平成の最後に凌雲集を読んだので、経国集を読もうかな。

平成の最後に

平成が終わる。

自分が小学生のときからの元号だ。

終わるのはなにか寂しい。

しかし、寂しさは単に普段当たり前だったものがなくなるからだけではない。

平成の次に明るさを期待できないのが寂しく、そして哀しい。

陛下のお人柄はともかく、平成は日本が自然災害にやられ、政治経済は衰退していく御代であった。

国民の暮し向きは良くならず。

はたして次の時代はどうなるだろう。

仁徳天皇の宮殿は建たないかもしれない。

3000回愛している

アベンジャーズ エンドゲームを観た。

映画館にはアメリカ人が多くいた。

日本人とは違うところで、まあ笑うし、ヒソヒソ話もするし

とにかく視聴スタイルが違いすぎる。

 

変なところでやたらと笑うから、彼らが笑ったらとりあえず笑ってみた。

そうすると、なんとなく彼らの笑う箇所がわかってきた。

笑うタイミングも徐々にあってくるし、自分でも面白くなってきた。

考えてみれば、なんでこんな場面やセリフがあるんだろうと疑問に思うことがあったが、それはアメリカ人的には笑うポイントだったのだと気づいた。

最後には拍手が起きた。

明るくなってから席を立ったら、床にゴミが散乱している。

映画館でこんなに汚い床をはじめてみた。

良きにつけ悪しきにつけ、日本人の多いときとは違いすぎる。